不要な物が生まれ変わって「紙」になるまでのお話

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どんなものが「紙」として生まれ変われるのか

リサイクル紙になれるものとなれないもの

身の回りには多くの紙類が存在しますが、意外にもリサイクルできない紙類の方が多いのです。
当然ですが、食品の残りが付着している紙、使用済み紙オムツなど使い捨てのものや、レシート、写真、折り紙の金銀など特殊な素材加工が施されているものは、リサイクル禁忌品に分類されます。
段ボールや新聞、紙パックなどは分別して資源ごみに出していると思いますが、リサイクル紙として有効利用できるものは、実はこのくらいしかないのです。
世の中に紙類が多数存在するということは、それだけ紙の原料となる木材が必要になりますが、日本では多くの木材を海外から輸入しています。
そのため不要な紙類を安易にゴミとして出してしまうと、海外からの輸入量が増え、結果的に日本の経済を圧迫しかねません。
そのため種類は少なくとも、リサイクル紙として活用できるものは、貴重な森林資源の使用抑制や廃棄物減少化に繋がるため重要なことといえるでしょう。

リサイクル紙ができるまで

私たちが家庭や会社などで出した古紙は、回収業者によって回収され古紙問屋に運ばれます。
この古紙問屋では、古紙の重量を量り種類ごとに分別されて、ベーラーという梱包機で1トンに圧縮され、商品となります。
商品となった1トンの古紙は、一部は海外へ輸出し、他は製紙工場に運ばれます。
製紙工場では、パルパーという離解、溶解装置にかけられ、繊維になります。
それを抄紙機上で脱水しシート状にして、一定の大きさに裁断したり巻き取って製品になります。
その後は、各紙加工工場で色々な紙製品に加工され、小売店や新聞屋に運ばれ、そこでまた私たちの目につくものとなって戻ってきます。
古紙のリサイクルは新しい段ボールや新聞はもちろん、トイレットペーパーやティッシュ、絵本や菓子箱にも生まれ変わって活用されています。


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